2018年11月27日
APmail 11月号 vol.52
こんにちは。
先日APmail11月号を発行しました。
最近竣工しました「渋谷文泉閣本社西工場」、「俊英幼稚園耐震補強及び模様替え工事」を取り上げています。
ぜひご覧ください。


名建築見聞記では事務所のすぐ近くにあり、アイビースクエアとして知られる
「守谷第一ビルヂング」を紹介していますが紙面の余裕がなかったのでこちらで付け加えて書きたいと思います。
守谷第一ビルヂングは今から55年前の1963年に林雅子さん(1928-2001)の設計で建てられました。
林雅子さんは女性建築家の先駆け的な存在で住宅を中心に設計されていました。
そのため内部を見ることが出来るものは少なく貴重です。
元々は建設会社のオフィスビルとして建てられましたが時代とともに増改築され使われ方が変わっていき、
現在は一部に当時の名残を残していますがかつての姿を想像できる方は少ないのではないでしょうか。
今回改めてじっくり見て回ったところ建物内部に建築当時の写真が飾られていました。
俯瞰の写真を見て55年でこれほど街が変わるものなのかと驚きました。
木造の勾配屋根の建物が建ち並ぶなか、門型のRC造の建物がひと際目を引きます。

現在は南千歳公園側に7階建てのオフィスが増築されていますが建築当初はこのような姿をしていました。


現在では1階にコーヒーショップやカフェがあり、広々とした開放的なピロティの下で思い思いの過ごし方をしています。


ピロティの天井部は赤で塗装されていたり木格子天井とすることで、RC造の冷たさをやわらげた優しい印象です。

鉄の柱は人が触れる高さまでは楕円形の木のカバーがされているところにも女性らしい細部への気配りを感じます。

モリヤホールの前にある丸窓は5・6枚遡った当時の写真を見て頂くと確認できます。
表と裏にひとつずつぽつんと開いているのが可愛らしいです。

<番外編>
右の写真はブラジルの女性建築家リナ・ボ・バルディ(1914-1992)が設計したサンパウロ美術館です。
こちらは守谷第一ビルヂングの5年後の1968年に完成しました。
今回色々な角度から守谷第一ビルヂングを見て、このサンパウロ美術館ととても似ていることに気づきました。


規模や用途は違いますが都市に建つ力強いRC造の門型フレーム、RCのグレーと赤の色の組み合わせ、
またどちらもその国の先駆け的女性建築家であることなど共通点が多く
同時代に地球の反対側で同じような建築が建てられているということは面白い発見でした。
もしお近くに行かれた際は改めて内部も見てみてはいかがでしょうか。
小林
サンパウロ美術館写真 https://casabrutus.com/architecture/14689/2
先日APmail11月号を発行しました。
最近竣工しました「渋谷文泉閣本社西工場」、「俊英幼稚園耐震補強及び模様替え工事」を取り上げています。
ぜひご覧ください。


名建築見聞記では事務所のすぐ近くにあり、アイビースクエアとして知られる
「守谷第一ビルヂング」を紹介していますが紙面の余裕がなかったのでこちらで付け加えて書きたいと思います。
守谷第一ビルヂングは今から55年前の1963年に林雅子さん(1928-2001)の設計で建てられました。
林雅子さんは女性建築家の先駆け的な存在で住宅を中心に設計されていました。
そのため内部を見ることが出来るものは少なく貴重です。
元々は建設会社のオフィスビルとして建てられましたが時代とともに増改築され使われ方が変わっていき、
現在は一部に当時の名残を残していますがかつての姿を想像できる方は少ないのではないでしょうか。
今回改めてじっくり見て回ったところ建物内部に建築当時の写真が飾られていました。
俯瞰の写真を見て55年でこれほど街が変わるものなのかと驚きました。
木造の勾配屋根の建物が建ち並ぶなか、門型のRC造の建物がひと際目を引きます。

現在は南千歳公園側に7階建てのオフィスが増築されていますが建築当初はこのような姿をしていました。


現在では1階にコーヒーショップやカフェがあり、広々とした開放的なピロティの下で思い思いの過ごし方をしています。
ピロティの天井部は赤で塗装されていたり木格子天井とすることで、RC造の冷たさをやわらげた優しい印象です。
鉄の柱は人が触れる高さまでは楕円形の木のカバーがされているところにも女性らしい細部への気配りを感じます。
モリヤホールの前にある丸窓は5・6枚遡った当時の写真を見て頂くと確認できます。
表と裏にひとつずつぽつんと開いているのが可愛らしいです。
<番外編>
右の写真はブラジルの女性建築家リナ・ボ・バルディ(1914-1992)が設計したサンパウロ美術館です。
こちらは守谷第一ビルヂングの5年後の1968年に完成しました。
今回色々な角度から守谷第一ビルヂングを見て、このサンパウロ美術館ととても似ていることに気づきました。


規模や用途は違いますが都市に建つ力強いRC造の門型フレーム、RCのグレーと赤の色の組み合わせ、
またどちらもその国の先駆け的女性建築家であることなど共通点が多く
同時代に地球の反対側で同じような建築が建てられているということは面白い発見でした。
もしお近くに行かれた際は改めて内部も見てみてはいかがでしょうか。
小林
サンパウロ美術館写真 https://casabrutus.com/architecture/14689/2
APmail 7月号 vol.56
APmail 5月号 vol.55
APmail 3月号 vol.54
APmail 1月号 vol.53
APmail 9月号 vol.51
APmail 7月号 vol.50
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Posted by アーキプラン at 18:19│Comments(0)
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